フランス車のプジョー (PEUGEOT) 2008&3008 レビュー
目次
PEUGEOT プジョー2008
プジョー2008特徴
日本はもちろんのこと、世界でもブレークしているコンパクトクロスオーバーモデル。
そのプジョー版が2013年のジユ、!S?フショーでデビューした2008プジョーの4析モデルは1007に始まったニッチな世界観を持つシリーズですが、このプジョー2008は想像通り、208をべースモデルにしたクロスオーバーになります。
最低地上高は208の140mmに対して165mmと25mmアップしているものの、駆動方式はFFの前輪駆動。
つまり、アーバンクロスオーバーというキヤラクターと考えて良いが、内外装ともに独自のデザインを採用し、標準の「アリユール」とともに用意される「GTライン」はタイヤが208の16インチからオールシーズンの17インチになるだけでなく、悪路や雪道の走破性に威力を発揮するグリップコントロールを備えるなど、よりSUV色を強めたとなっています。
搭載されるエンジンは国際エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した110PSの1.2Lターボで、それに最新の第三世代となる6速ATを組み合わせて、JC08モード燃費は17.3キロと優秀なレベル。
2008の魅力はクロスオーバー風味あるデザイン、最低地上高の余裕だけではありません。
208に対してリヤオーバーハングを150mm伸ばしたことで、ラゲッジの容量は卜ノカバーの下部分だけで26%拡大(36の計測で具体的には荷室開口地上高610mm(段差なし)、奥行き750mm、最大フロア奥行き1400mm、幅1045mm、高さ750mm。
プジョー2008 リヤビュー
荷物をスルスルと出し入れしやすいフロアレールを備え、ほとんどステーションワゴン的なラゲッジスぺースの使い勝手が実現されている。
そう言えば、デビュー当時の2008は5速のシングルクラツチミッション= ETGが組み合わされ、変速に船を漕ぐようなギクシャク感と前後の揺れを伴ったものだが、最新のトルコン式6速ATとなった今、ギクシャク感というウィークポイン卜は解消されたと思って良い。
最新のプジョー2008の走りは良きプジョーそのもの。乗り味はかなりフラッ卜で、段差や荒れた路面を絶妙にいなす猫足もまずまず健在です。
6速ATの変速はプジョー、フランス車だと思えば素晴らしくスムーズで、エンジンは3気筒とは思えぬ排気量をさせない力感と滑らかさを終始発揮してくれています。
ハード全体が織りなす爽快な加速感、小径ステアリングによるスポーティでヒラリヒラリ感のある操縦性、ドライブフィールは、クルマ好き、運転好きな人なら思わず頻がゆるむのもの。
無論、208よりも車高が若干高いということは視界もその分高いわけで、特に街乗りでの運転のしやすさに直結してきます。
プジョー2008の不満点
最後にプジョー2008の不満点をあえて挙げるとすれば、プジョーとしてはやや硬めに感じられる乗り心地と、フランス車全般に言える先進安全装備の不十分さですね
フランスからの輸入車で262万円からの価格設定を考えれば納得してしまいそうだが、クルマの先進国のドイツ車などの先進安全装備の充実度を知ってしまうと、フランス車の装備は気になる人は気になるでしょうね。
主要諸元 2008GTライン
全長×全幅×全高 | 4,160×1,740×1,570 |
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ホイールベース | 2,540mm |
車両重量 | 1230kg |
エンジンの種類 | 直列3気筒DOHCターボ |
総排気量 | 1,199cc |
最高出力 | 110ps |
最大トルク | 20.9kgm |
燃料タンク | 50L (プレミアムガソリン仕様) |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | FF(前輪駆動) |
タイヤサイズ | 205/50R17 |
最小回転半径 | 5.5m |
JC08モード燃費 | 17.3km/L |
車両本体価格 | 285.3万円 |
PEUGEOT プジョー3008
プジョー3008特徴
PEUGEOT3008のべースモデルはミドルサイズハッチバックの先代308だが、専用設計された個性的なパッケージングのアッパーボディを採用することで、ハッチバックとSUVのクロスオーバーモデルに仕上けている。
フロントマスクは厚みがあり、最近のモデルでは少なくなったワンモーションフォルムを採用しているので存在感のあるスタイリング。
リヤビューは一見普通だが、リヤゲー卜が上下2分割式になっているので使い勝手は独特で、インテリアもドライバーオリエンテッドなインパネと大型センターコンソールにより特別な雰囲気に包まれています。
着座位置がミニバンのように高めなので前方の視界がすこぶる良くて、長時間運転しても疲れにくいのが美点です。
プジョー3008 リヤビュー
パノラミックルーフが装備されているので後席の解放感も高い。
荷室はフロアが少し高いが、奧行きがあり助手席も前倒しできるので大きな物も積み込みやすい。
1.6リッターターボ+6速ATのパワー卜レーンは2016年3月に9PSの出力アップと6速ATの改良を行なって燃費を向上させるのに成功しています。
駆動方式はFFの前輪駆動ですが雪道や泥道などの路面状況を選ぶだけでトラクションコントロールを最適に制御してくれるグリップコントロールを装備しています。
エンジン特性は低速から豊かなトルクを絞り出すが、車両重量が重いので軽快な印象はなく、必要十分な力強さだ。
ハンドリングは重心の高さを感じない仕上がりだが、乗り心地がプジョーとしては硬めなのが惜しいところ。
まもなく新型がデビューするので、プジョー3008が気になっている人はちょっと急いだほうが良さそうですね。
主要諸元 3008アリュール
全長×全幅×全高 | 4,365×1,835×1,635 |
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ホイールベース | 2,615mm |
車両重量 | 1490kg |
エンジンの種類 | 直列4気筒DOHCターボ |
総排気量 | 1,598cc |
最高出力 | 165ps |
最大トルク | 24.5kgm |
燃料タンク | 60L (プレミアムガソリン仕様) |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | FF(前輪駆動) |
参考URL | フォレスター アドバンス 値引き |
タイヤサイズ | 215/60R16 |
最小回転半径 | 5.5m |
JC08モード燃費 | 14.6km/L |
車両本体価格 | 349万円 |
- (2018/12/01)プジョー208を更新しました